京都精神保健福祉士協会

精神保健福祉士は、精神科ソーシャルワークの専門職として精神保健福祉士法によって定められた国家資格です。

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2020年01月21日
第34回 「国際障害者年」連続シンポジウムのおしらせ


テーマ「自立生活運動・オープンダイアローグ・当事者研究」

日時 2020年2月8日(土)11:00(10:30開場)~17:15
場所 立命館大学 衣笠キャンパス 創思館1Fカンファレンスルーム
参加費 500円

主旨:この「国際障害者年」連続シンポジウムは、国際障害者年のテーマ「完全参加と平等」を推進するにあたり、国際議決「あらゆることに関して企画の段階から決定まで心身障害者の参加が重要である」との趣旨を基に、現実に社会環境により多大な不利益を受けている障害者からの発言を中心に、そのときのテーマに添った専門家と討議を進めるものであります。
障害者自立生活運動は数十年の歴史を経て一定の成果を上げてきましたが、現在もまだそこには残された課題、そして新たに生じている課題などが多数あります。
相模原事件に見られるような優生思想の露骨な現れ、厳しい地域間格差、空文化しつつある脱施設の動き、慢性的な介助者不足、障害者と介助者の人間関係の行き詰まり、施設や親元を出てから生活を続けることに伴う慢性的な悩み、知的障害、発達障害、精神障害、難病などに見られる障害の多様化や細分化とそれに伴う新しい関係や支援のあり方の模索、ようやく明るみになりつつある障害女性に関する課題…これらの課題の中には、時代背景の変化とともにこれまでの運動の延長線だけでは解きがたくなっているものも多くあります。
一方、障害分野(特に精神障害や依存症などの分野)においては、人々が陥る困難な状況へのアプローチのあり方として、「オープンダイアローグ」や「当事者研究」が注目され、その実践が少しずつ広がっています。それらは、個人の自立や自己決定をいったん保留しつつ、他者を尊重すること、答えをあえて出さないこと、対話を続けること、沈黙の意味を再評価することなどを重視し、行き詰まりの中から新しい「言葉」や関係を発見していくアプローチです。
今回のシンポジウムでは、自立生活運動の実践や研究の最先端にいるメンバーから現在の課題を提示してもらうと同時に、オープンダイアローグや当事者研究の第一人者からその内容や実践を伝えていただきつつ、現在の課題をときほぐす鍵を提示していきたいと思います。できるだけ対話集会のかたちにして、参加者全員が頭だけでなく肌身を通して理解を深められるような内容を目指します。

出演者の簡単紹介

熊谷晋一郎さん(基調講演)
脳性まひの当事者として自立生活運動に大きな影響を受けつつ、現在、「当事者研究」をテーマに、隔離、スティグマ、発達障害、依存症、刑務所などの課題に新機軸を開いている。東京大学先端科学技術研究センター准教授、小児科医。著書多数。最近では、雑誌「臨床心理学」増刊号にて、「当事者研究」3部作の編集にあたった。

竹端寛さん(ファシリテーター)
精神医療、あるいはこの社会にある隔離や抑圧からの解放をめざす「対話(ダイアローグ)」の、研究者にして実践家。竹端さんのファシリテートによる対話集会はぜひ多くの人に体感してほしい。兵庫県立大学環境人間学部准教授。『「当たり前」をひっくり返すーバザーリア・ニィリエ・フレイレが奏でた「革命」』(現代書館、2018年)など。

小泉浩子さん
幼少時の黄疸による脳性まひ当事者。現在、日本自立生活センター自立支援事業所管理者。重度知的障害者や難病者など障害種別をこえた多くの自立生活の現場に関わり、そこでの複雑な人間模様を誰よりも身にしみて味わっている障害当事者の一人。共著に『障害者運動のバトンをつなぐ』(生活書院、2016年)。

立岩真也さん
障害者自立生活運動を世に知らしめた第一人者。最近も筋疾患系障害者への聞き書きを精力的に進め、運動に貢献している。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。自立生活運動、筋ジス病棟、ALS、精神障害、相模原事件、自己決定などをテーマに著書多数。近刊に『弱くある自由へ(増補新版)』、『病者戦後史』(いずれも青土社)など。

岡山祐美さん
10代半ばで進行性筋疾患(遠位型ミオパチー)発症。徐々に歩けなくなり、20歳半ばで仕事もやめ、実家で生活。その後「自立生活」という選択肢を知り、舞鶴市から京都市へ。現在、24時間介助利用、日本自立生活センタースタッフ。「筋ジストロフィー病棟の未来を考えるプロジェクト」の中心メンバーの一人。

油田優衣さん
全身の筋力が次第に衰えていくSMAII型(脊髄性筋萎縮症II型)の当事者。福岡県出身で京都大学に在学する若手障害当事者のホープの一人。日本自立生活センターでも活動。論文:「強迫的・排他的な理想としての〈強い障害者像〉――介助者との関係における「私」の体験から」 『臨床心理学――当事者研究をはじめよう』,金剛出版,11

渡邉琢さん
日本自立生活センター事務局員にして、介助者、介助コーディネーター。知的障害者の当事者団体ピープルファースト京都の支援者もつとめる。介助者や支援者という立場から、自立生活運動の課題を幅広く考察している。近刊に『障害者の傷、介助者の痛み』(青土社、2018年)。

会場アクセス
JR「京都」「円町」、阪急「西院」「四条大宮」などより、金閣寺方面のバスにお乗りください。「立命館大学前」「衣笠校前」「わら天神前」などで下車。
詳細は http://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/kinugasa/
車いす使用者等のために、JR円町から立命館大学まで、送迎車も用意します(有料、先着順)。詳細は連絡先までお問い合わせください。

情報保障
要約筆記あり。手話通訳、点訳が必要な方は1月29日(水)までにご連絡ください。

その他
お昼ご飯は各自ご持参ください。近くにコンビニ等もあります。

主催 「国際障害者年」連続シンポジウム運営・実行委員会
共催 立命館大学生存学研究所(予定)
協力 日本自立生活センター(JCIL)、ワークス共同作業所、ピープルファースト京都など
助成 京都府、(公財)京都新聞社会福祉事業団

連絡先(事務局:日本自立生活センター(JCIL))
住所 京都市南区東九条松田町28メゾングラース京都十条101日本自立生活センター内
電話 075-671-8484
Fax  075-671-8418
Mail: jcil@cream.plala.or.jp

※チラシ →ダウンロード